弁護士の格差(秋山謙一郎)

実は私、子供の頃は弁護士とか検事っていう法律家になりたかったんです。なぜかって、それはかっこいいから。そして給与が多そうだから。「ビギナー」(ミムラ主演)だったり、「HERO」(木村拓哉主演)とかのドラマを見て、それはそれは憧れました。不当な処遇となりそうな依頼人を助けるという意味では、弁護士でも検事でも同じだと思います。

そんな中見つけた本書。職業柄かニュースからか、弁護士が食えない職業になっているという噂は聞いていました。司法試験制度が代わり、法科大学院が作られたことが始まりらしいです。

旧制度:合格率2%(ただし四大卒なら受験資格があり、記念受験もいる)回数制限無し。
新制度:法科大学院を修了しているか、それと同等であることを証明する予備試験合格者が、受験資格を持つ。合格率23%

合格率だけ見ると、旧制度の人のほうが優秀そうですが、記念受験を含めての合格率なのでなんとも言えないようです。それに、時が経つに連れて新制度の弁護士が多くなることは必至ですからね。

また弁護士の報酬が自由化されたことで費用は大きく変わったとされています。
費用格差は以下のような例えがされています。
・高級料亭:離婚訴訟での目安80〜130万円
・ファミレス:同上50〜130万円(訴訟が長引くとかさむ)
・激安:同上50〜60万円+実費

年配・ベテランは高級料亭が多く、若めになると激安があるという感じでしょうか。
ただし、訴訟で勝てるかどうかは、実力や訴訟の状況によるのでわからないですよね。

こうして、弁護士が増え、報酬体系が自由化されたことで、低所得な弁護士も出てきます。国税庁の調査によると、弁護士の所得中央値は約400万円とのこと。サラリーマンの平均年収とそんな変わらないですね。弁護士が増えても事件は増えず、パイの奪い合いになっているとのことでした。

これまで、高給取りという印象でしたが、弁護士業界も大変ですね。勉強になりました。

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