Fintechは保険業界の何を変えるのか(藤井 秀樹, 松本 忠雄)レビュー

最近というか、2016〜2017年にかけて話題のFintech(フィンテック)。これが保険業界に革新をもたらすようです。

とりあえず本書の要点は以下のような感じでした。
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保険契約の主であるのは一社専属のセールスレディによる営業が65%で、乗合代理店(ほけんの窓口など)が35%であるが、これは今後後者の割合が増える。
理由としては、契約者側で各社の比較ができること、金融庁の意向で手数料の開示されていくこと、職域セールスができなくなること。
保険の業務は主に、引受・保全・支払の3つであるので、そこにFintechが入り込んでいけば、業務が効率的になる。
 引受:保険商品を作った後、販売可否を判断
 保全:契約開始後の維持管理(改姓・住所変更・口座変更等)
 支払:保険金や給付金を支払う
今は、乗合代理店で、死亡保険はA社、医療保険はB社、個人年金はC社という契約をする場合、申込用紙を3社分書かねばならず、フォーマットも異なっておりわかりづらい。
保険業界で使われているシステムはCOBOLを使っており非常に古くて、保守できる技術者が少ない&高齢化。
各社統一システムにするのはまだ難しい
いずれはそれが必要。その上で、システムで効率化して、コストを下げることが重要。今までそういったセクションではたらいていた人の雇用は失われるかもしれないが、その分新しい事業などに振り分けることで発展すべき。
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大事なことは何回も述べられていて、読みやすい本でした。(人によってはくどい、と感じるかもです)
確かに、Fintechとかビッグデータ、AIによって、病気や死亡のリスク分析が進んだり、業務が効率化されて人が少なくなれば、コストは下がるだろうけど、どこまで保険料に反映されたり、保険会社社員の給料に反映されるかってところが疑問に感じました。
もちろん、会社が利益を溜め込んでいると、どこか1社が、社員や契約者に還元するような施策をして、それがメジャーになるかもしれません。

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