時給三〇〇円の死神(藤まる)

幸せは失ってから気づく。それが本書で言いたいことの一つでしょう。死神として仕事を行う中で、主人公は友人や好きな人と向き合い、死者と向き合う中で、主人公が自身の悩みや生死について考え成長する物語です。
死んだ後のロスタイムをどういう風に過ごしても、あの世に行くと、ロスタイム中の周りの人に生じた記憶は修正されてしまうということで、ロスタイムは残酷であると表されています。結局は自分との折り合いをつける時間なのです。
大切な人のことを思い、ところどころウルウルきました。
私もなくす前に幸せを認識し、この幸せをもっと大切にしようと思えました。
あらすじ
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高校生の主人公、佐倉は、クラスで評判の花森に、時給300円で死神のアルバイトをやらないかと誘われる。
完全に怪しい宗教だと思ったものの、お金に困っていた佐倉は引き受けることにした。
しかし、そのアルバイトは、この世に未練の残る”死者”の、未練を晴らし、または諦めさせて、あの世に送るという本当に死神としての仕事だった。
死者を送ることで、佐倉自身も悩みに向き合うのだった。
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小説
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