白夜行(東野圭吾)

今更ながら、本書を読了しました。

白夜行 (集英社文庫)
東野 圭吾
 

 

文庫で860ページに及ぶ超大作で、メインでありキーマンである二人のことを書く力量は見事でした。解説で、馳星周が書いていましたが、桐原亮司と、西本雪穂の心情は、全く書かれていませんが、ほかの視点からそれらが読み取れる文章なのは凄いと感じます。
 
終盤に真相が明かされていきますが、結末は「そっちいったか」という感。それまでに描かれた桐原と雪歩の様子から、なんとなく想像できものの、いざ、そうなると消化不良を感じてしまいました。
 
また、二人の仕業である証拠は全ては出てきません。それが本書の良いところであるのかもしれませんが、読後スッキリ
感には繋がりませんでした。
 
 
疑問に思ったのは、桐原が女性と肉体関係を結ぶときになぜ、あのようになってしまったのかです。結末で明かされる、父親の性癖とその場を見たからなのか、花岡夕子の件を片付けたときの影響なのか。
しかし高校時代の話のナミエとの会話から推測すると、その時点ではもうなっていたのかもしれません。
 
続編としての幻夜については以下の記事をご覧ください。
小説
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