人魚の眠る家(東野圭吾)

東野圭吾の能力はすごい、と感嘆してしまった。
脳死についての苦悩が書かれた小説も珍しいのではないか。
以下あらすじ
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瑞穂はプールでの事故により、ほぼ脳死の状態になる。「ほぼ」であるのは、ドナーとして臓器提供の意思がなければ、脳死判定が行われないからだ。
薫子と和昌は脳死判定を受けず、世話をすることを決めた。和昌の会社では、脳と体の関係について研究開発を行っており、その技術を使って、脳波のない瑞穂に呼吸をさせ、体を動かし、運動させる。
始めは良かったものの、薫子が瑞穂が生きていることに固執しだし、周りも対応に困るなど、歪みが生じてくる。瑞穂の弟の生人は、瑞穂のことで学校でいじめられそうになり、死んだことにしてしまい、そのことを自身の誕生日にみんなに吐露する。
ギクシャクし、薫子が包丁で瑞穂を殺そうとした中、瑞穂と従姉妹の関係である若葉が、プールでのことを話したのをきっかけに、薫子はふっきれる。
ある日、薫子の夢枕にたった瑞穂は、別れを告げた。その後、容態は悪化し、薫子と和昌は、瑞穂の臓器提供を決める。
エピローグで、瑞穂の心臓を移植された男の子がでてくるが、この人はプロローグで、眠っているかのような瑞穂にあった少年だった。
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自分にもし子供ができたら、臓器提供するかどうか。それ以前に自分がほぼ脳死状態になったら、臓器提供してほしいか。そんなことを考えてしまった。
小説
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