シーソーモンスター(伊坂幸太郎)レビュー

シーソーモンスター (単行本)
伊坂 幸太郎
2019-04-05


私の好きな伊坂幸太郎の割と最近の本です。
海の血を引くものと、山の血を引くもの、それらが出会うと必ず争いになるという伝説(?)から、物語は始まります。
——————————————————
「シーソーモンスター」ではバブル崩壊直前が舞台。嫁姑問題真っ只中の宮子(嫁)は、以前とある情報機関で働いていたため、姑とのコミュニケーションなんてなんとかなると思っていたが、不思議とそうはならず、モヤモヤと苦しむ毎日。そんな中、突然宮子の身の回りで物騒な事件が起こり始める。夫の直人は、製薬会社のMRとして多忙な日々を送る中、大変な問題に首を突っ込んでしまい、危険な状況に陥る。直人を助けるために奔走する宮子は、無事に助けることができるのか。
「スピンモンスター」では、車が自動運転で走る近未来が舞台。幼い頃に交通事故に遭い、家族を亡くした水戸は、事故の相手家族唯一の生き残りである檜山と事あるごとに遭遇してしまう。配達員となった水戸は、新幹線の中でとある封筒を託されるが、それを中尊寺に届けると、意外な展開になり警察から追われることに。手紙の内容は意味不明な二文のみ。逃げる水戸と中尊寺は、手紙の目的を果たせるのか。
——————————————————
相変わらず、伊坂作品はキャラクターが面白い・魅力的なのと、展開のテンポがいいです。
(だからと言ってはなんですが、私は村上春樹は苦手です)
逃げたり、 追ったりというのは、少しゴールデンスランバーや、キャプテン・サンダーボルト感があります。
読んだ感想としては、シーソーモンスターの方が面白かったですが、スピンモンスターの方が、考えさせる作品だったように思います。
人工知能が発達したら、やはりこういうことが起こるのかな、と考えてしまいます。
今回の場合では、本当に人工知能が悪さをしたのかは判然としないですし、似たような題材は、他の小説家もテーマにしてるかもしれませんが。
サクサク読めて、面白くて、ちょっとSFな一冊でした。
小説読書
スポンサーリンク
ぴろセルフインベストメント