コロナの中ですが、ドイツに行って、帰ってくる用事があったため、日本入国レポートを残しておきます。
入国のための陰性証明書が一番の難所ではないかと思います。ちなみに子(6歳未満)連れだったので、その点についても書いていきます。
これから日本に入国・帰国する人(日本国籍者)に参考になれば幸いです。
搭乗72時間前以降のPCR検査を予約
私は、在ドイツ日本国大使館の新型コロナ関連情報ページで紹介されていたMedicare Testzentrum(以下、Medicare)でPCR検査を受けました。1人あたり約1万円くらいです。
子どものPCR検査についてはどうしようかといろいろ調べて、ANAにも問い合わせましたが、子ども(6歳未満)は両親が陰性証明を持っていれば、陰性として取り扱うとの回答だったことから、子どもの分のPCR検査は予約しませんでした。
日本の陰性証明の様式をダウンロードし、自分で埋められるところは埋めて、PCR検査を受ける予定のMedicareにメール添付で送付。
約1時間後「問題ないです。テスト結果がでたら送ります」と返信が来た。
(必要な人のみ)羽田空港から自宅までのハイヤーを予約
日本に入国した後、公共交通機関は使えないので、知り合いに迎えに来てもらうか、レンタカーを借りるか、ハイヤーを使うかなどで自宅等の待機場所に行く必要があります。
私は、自分が感染している可能性もゼロではないと考え、家族や知人にお願いするのは微妙だなと思いました。またペーパードライバーなので、2つ目の選択肢も却下です。笑
そして最終的に株式会社アウテックというハイヤー会社を使いました。見積もりでリーズナブルな値段でしたし、レビューも良さそうだったので決めました。(利用した感想としても、大変満足です)
テストセンター(Medicare)でPCR検査
予約した日時にPCR検査を受けました。
先に反省として書いてしまうと、テストセンターにも日本の陰性証明書フォーマット(様式)を紙で持っていって、「事前にメールしたけど、結果は日本のこの様式に書いて」と念押しで言えばよかった。
ちなみに帰宅後に「日本の様式は明日取りに行けばいいか」というメールを送るが返信なし。
翌朝、言われていた受け取り時刻よりも早く、メールでPCR検査の陰性結果を受け取りました。ただしこれはMedicareの様式であり、依頼した日本の様式ではありません。
前日のメールには返信がないため、直接テストセンターに行き、スタッフに

この日本の様式で陰性証明書をもらえるか事前にメールしたら、問題ないとメールもらったんだけど、まだもらえてません。ここでもらえますか?
と相談。しかし、連絡が行き届いてないらしく、

特にそういった内容は聞いてません。このメールを誰が返信したのかわかりません。ボスに確認してみます。
と言われました。汗
しかし、その時念のため、日本の様式の陰性証明書(結果部分は未記入)と、朝に届いたMedicare様式の陰性結果を紙に印刷して持って行っていたので、その場で書いてもらうことができ、スタンプとサインをもらい事なきを得ました。
入国後に必要なアプリや書類のチェック
陰性証明を手に入れた後は、入国に必要な書類とアプリの事前ダウンロードや記入です。詳細は厚生労働省の「水際対策に係る新たな措置について」のWebページをご覧ください。
私のときは以下の4つが陰性証明以外で必要な入国準備でした。
- MySOS(スマホアプリ)のダウンロード、氏名やパスポート番号など基本情報の記入
- COCOA(スマホアプリ)のダウンロード
- 誓約書の印刷・記入(これは子どもの分も必要、ちなみに機内でもこの紙もらえた)
- 質問票のWeb回答提出
私は前日まで「質問票」についてチェックが漏れていて、Web回答提出を行っていなかったので、行いました。ここでの注意は、最後に出てくるQRコードをスクリーンショットしなければならないということです。しかも再表示はできないとのことなので、スマホでやったほうがよいと思いました。
PCでやった場合はPCでスクリーンショットを撮り、スマホにメールなどで移すか、紙に印刷すればOKです。
実際にいざ帰国
ドイツから羽田となると、ルフトハンザ航空か、ANAでしか直通便が出ていないと思うのですが、私は安心のためにANAにしました。(コロナでいろいろ入国に際して不安あるので、航空会社都合の急な運休とか困るし、もしそうなった時に英語やドイツ語でリカバリーするのくそ面倒)
さて、帰国のための搭乗の日ですが、フランクフルト空港でANAのカウンターに受託手荷物(スーツケース)を預ける時点で陰性証明をチェックされました。子どもの分については何も言われませんでした。
搭乗の直前にも「乗り継ぎなどで、まだ陰性証明書をANAスタッフに確認してもらっていない場合は、搭乗口付近のANAスタッフにお見せください」みたいなアナウンスがされていました。私は不安だったので、ここでも確認してもらいましたが、多分見せなくてOKだったようです。
離陸
離陸後に機内で、コロナの症状がないかのチェックリスト、健康カード、誓約書をもらいました。誓約書はあらかじめ印刷して書いてきたものがあったので、それを使用しました。
あとは通常の税関検査用の紙をもらいましたが、それ以外は特に入国に関してやることはありませんでした。
着陸
予定よりも少し早くつきましたが、着陸後は10-15分程度、機内で待機でした。その後機体から降りました。
8:00頃 最初の書類チェックで陰性証明書を回収されました。
「子どもは陰性証明書なくていいんだっけ」と他の職員に確認していましたが、確認後、子どもは陰性証明なしで大丈夫と言われました。(特に、陰性証明がない理由や経緯も聞かれませんでした)
8:20頃 子どものコロナ検査で唾液がたまらず、鼻咽頭(鼻の奥)検査に変更しました。鼻咽頭の検査は、唾液よりも結果が出るまでに時間がかかると言われましたが、正直あまり変わらなかったです。唾液をためるのが難しい年齢の子は、無理してためなくてもいいと思います。
その後書類の確認、必要なアプリがダウンロードされているか、設定が問題ないかの確認をされました。MySOS、COCOAのダウンロード、基本情報(氏名等)の登録が、出国前にできていればスムーズに進みます。
次に、自分のメールアドレス宛ににテストメールを送られて、正しいメールアドレスか・受信できているか確認されました。
(日本のSIMカードが準備できておらず、羽田空港のWi-Fi経由で受信でもOKのようでした。たぶん、Wi-Fiで受信したか、SIMカードの電波で受信したかまでは見ていないのだと思います。)
8:50頃 コロナ検査の結果の待合室に到着しました。自販機・トイレもありました。
9:15頃 陰性の結果判明。意外に早い印象でした。検査時刻から大体1時間でしょうか。
9:20頃 受託手荷物を回収しました。乗客ごとにカートに乗せられていて感動。
その後、通常の入国手続き(スタンプ押されるやつ)、税関検査(酒類は3本まで免税とかのやつ)をし、9:30頃には解放されました。
自宅到着
詳細は、羽田空港で説明されますし、その時もらった資料にも書いてありますが、自宅到着後は、MySOSのアプリから「待機場所登録」のボタンを押す必要があります。
また、生活に必要な買い出しでは外出してもOKということでした。待機期間中はネットスーパーも使いましたが、特に初日はなにも冷蔵庫にないので、徒歩圏内のスーパーに行って、ささっと買い物をしました。
待機期間中の健康報告・現在地報告
待機期間中(入国の日の翌日から数えて14日間)は1日に何回かMySOSから通知がきました。
位置情報の送信(現在地報告)を求められたら、現在地の報告をし、「これからビデオ通話をかけます」という通知が来たら、直後にビデオ通話がかかってくるのでそれに出て対応するという感じです。
現在地報告は一日のうちで2、3回あった気がします。
ビデオ通話は相手がAIの場合と、人の場合がありました。 前者の場合は、画面上の縦長の楕円形の中に自分の顔を30秒間写します。後者の場合は、画面が真っ暗で電話口の担当者の顔は見えないが、こちらは顔を写して話す。待機者の大人に対してはAI通話、子どもに対しては人との通話なのかもしれません。
最後に
以上が、ドイツから日本への入国・帰国レポートです。個人的に一番大変というか心配の種だったのは、やはり陰性証明書です。これさえ正しいフォーマットで手に入ればあとは簡単でした。
ドイツから日本に帰国する人の参考になれば幸いですが、検疫措置などは頻繁に変わります。2021年10月1日からは、ワクチン接種者の入国については、待機10日以降に自費でPCR検査を受けることで、待機期間を短縮できる措置も出てきました。そういったことからも、直近の情報については、正しい情報源(厚労省や外務省、大使館)から調べてください!