未来の年表2(河合雅司)レビュー

前作『未来の年表』から、国民それぞれに起きることについてブレイクダウンした書籍です。
前作のレビューはこちら
・自宅が凶器と化す
・オフィスで新人がいないから電話とり
・野菜が高騰
・刑務所が介護施設となる
・人手不足から、中小企業が減り大企業を揺るがすようになったり、救急車やネット通販がなかなか来なかったりする
など興味深いものが多いです。
上記以外に提示されている、育児と介護の時期が重なる「ダブルケア」という問題は深刻だと思われます。また、一人っ子同士で結婚して、双方の親の介護というダブルケアもあります。どちらにも時間が割かれますし、お金もかかります。生活は苦しくなり、離職すれば労働力人口もさらに減ります。
著者は、女性が早くからライフプランを描いておくことを解決策としているが、恋人として付き合っている時や結婚以後であればその配偶者も考えなければいけない問題です。
しかし、女性がライフプランを考えて、ダブルケアにならないようにできるかは、ちょっとわかりませんね。結婚は相手あってのことですし、なかなか子どもを授からなかったりもします。また、「恋人も自分も一人っ子だからダブルケアを心配して結婚しない」となったらさらに人口減少しちゃいそうです。
もちろん、ライフプランを考えることは意義あることだとは思います。
最近読んだ他の著者の本の中では、増税をしてでも、安心して子供が産めて育てやすく、社会保障制度がサスティナブルに機能する状態というのが、個人的に同意できる方向性です。
それで少子化に歯止めがかかるにしても、子どもが生産年齢人口になるには時間がかかりますが。
ビジネス書読書
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