「欲しい」の本質(大松孝弘・池田浩之)

年末年始に他のブログで紹介されていたため、読んでみました。(すみません、紹介されていたブログタイトルを失念してしまいました)

現代では「だいたい、いいんじゃないですか」という感覚の消費者が多く、ある程度のクオリティのものは簡単に手に入ります。そんな中では、人々が意識している、顕在化している「ニーズ」ではなく、無意識の「インサイト」を掴むのが重要である、というのが本書の始まりです。
これについては非常に納得感がありました。たしかに、ペットボトルのお茶を買うとき、綾鷹か、生茶か、十六茶か爽健美茶か、おーいお茶か、そこまで意識しませんよね?
こういった社会では、既存のものの延長線上の製品にはそこまで魅力が生まれません。インサイトに対する新しい製品が売れるのです。
インサイトを利用したものについては、AKB48、ディズニーランドなどが紹介されています。
「アイドルは遠い存在だ、ファンとなっても、この距離は近づかない」
というキーインサイトに対して、
「会いに行けるアイドル」
というバリュープロポジション(価値提案)を提供しているのです。
このようなインサイトを利用するには、「人間を見に行く」というのが必要で、なおかつ消費者に直接聞いてはいけないのだそうです。それには、アンケートから生まれたサラダマックがあまり売れないという事例があります。
 
インサイトを利用するアプローチや、インサイトの読み解き方、プロジェクトの工程などが紹介してあり、興味深い本でした。
ただ、後半は少し難しい気がしたので、理解するにはよく見直さないとなー、と思いました。
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