子ども格差の経済学(橘木俊詔)

タイトルに一目惚れして購入・読了しました。普通の人なら一目惚れするよなタイトルじゃないですよね(笑)
ジェームズ・ヘックマンがノーベル賞を取ったことで、幼児教育の経済学が注目されています。また、中室牧子の『学力の経済学』もベストセラーになり、自民党の政策でも幼児教育の無償化が議論されていますね。
社会保障のゼミにいた私としても気になる問題なのです。
本書の中身は
・塾に行ってる子と行ってない子の差
・ピアノやサッカーなどの習い事の効果
・教育にかかる費用
・教育の費用負担は親(家計)となった歴史的背景
・公立校と私立校の特徴・役割
といった興味深い事柄ばかりです。
通塾率としては、やはりというべきか、高校受験を控えた中学生が最も高かったです。ただ、高校生が予備校に行ってるのを、塾とは別カテゴリとして回答している可能性があるということでした。著者の主張としては、受験の対策として学校外教育はアリだが、あくまでも勉強するメインは学校が望ましいというものです。
また、著者の言う、小中学校は公立校が望ましい、(高校大学は国公立、私立どちらでも)というのは私としても賛成です。いろんな人・家庭があるというのを学べるからです。私立校だと、ある程度の所得がある家庭であり、学力も高めの子が集まるなど、多様性という意味では劣ります。もちろん良い面もあるので、否定ばかりはできませんが。
また、学費をはじめ教科書・文房具などを含む教育費という面でも、小中学校から私立校だと、多くの費用がかかります。
読んでみた感じ、あまり答えになっていない、煮え切らない主張という部分もありましたが、今後のために役立ちそうな面白い本でした。
読書
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