ユニクロ潜入一年(横田増生)

ユニクロ潜入一年
横田 増生
ユニクロの潜入ルポとして、話題になった本書。今更ながら読了しました。
まず、読んでみての感想としては、ユニクロってブラックじゃん、という思いでした。私はユニクロ商品を愛用していますが、ちょっと消費者としてはモヤモヤしてしまいました。あの低価格の裏にはこういったアルバイトや社員の実態があるのだな、と。
時給1000円のアルバイトをそこまで使うのか、シフト組む時点では、そんなに入れてもらえないのに、繁忙期直前とか、土日前日に、出勤を要請するとか酷いですね。
著者が、1年も潜入して書いたので説得力・リアリティがありました。
元社員と著者の対談記事(以下)も参照すると興味深いです。
部長会議ニュースという、毎週月曜日に行われる同社の部長会議の内容を共有する文書では、柳井社長の「~して頂きたい」という、やや他人事のような表現が頻繁に記載されています。
実際の会議場では、檄を飛ばす表現、叱咤激励する表現はあるのかもしれないので、このニュースは事務局となる部署の人が書いているのでしょう。ただ、これだと他人事っぽく読めてしまいますね。
ユニクロは国内でも、店舗によって、曜日によって忙しさが全然違うようで、著者の潜入での描写は、とても興味をそそられます。人件費を削減するために、シフトから出勤を削る一方で、夜中の店舗整理に派遣社員を入れる店舗があります。また、客に聞かれたら在庫確認は必ず行い、倉庫からは5分以内に戻るというのがルールだが、人手が足りずに「在庫がない」旨を答える店舗もあるようです。
従業員には気の毒な気持ちでいっぱいになりますね。著者が提案するように、柳井社長にもアルバイトとして潜り込んでもらい、実店舗の様子を知ってもらうことが期待されます。
読書
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