お金2.0(佐藤航陽)

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年末年始の休暇って、TVは特番が多いし、観光地は人が多いしで時間の使い方に悩みますよね。
そこで、2018年のベストセラーを読みました。以下レビューや要約です。
[rakuten id=”book:18868959″ kw=”お金2.0 新しい経済のルールと生き方 佐藤航陽”]

内容ざっくりまとめ—————————————

・お金はこれからはツールの一つでしかなくなる。

・資本主義ではなく、価値主義となり、これまでお金に変えられなかったが、価値のあるものが、お金に変換できるようになる。
・自分の熱中できることが、価値になり、それをお金に交換することができる。
・良い肩書きや高給であっても、自分の価値が上がらないような職は衰退する。
・AIやIoTで、単純作業はロボットに取って代わられ、人には自由な時間が増える。ベーシックインカムができたら、お金の力・優位性は失われていく。
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お金はこれまで「保存」「尺度」「交換」の役割を担っていたけど、それが中央銀行という制度で普及したのは、割と最近(ここ100年くらい)のことであると著者は言います。そして、今後は経済システムを、国家ではないものが作ったりするようになるだろうとのことです。

これまでは中央集権的に、富などの配分や、仕組みの制度化だったりが行われてきましたが、これからはスマホを持った個人個人がリアルタイムにダイレクトに繋がるため、ハブとしての「中央」「仲介者」が必要なくなり、分散化すると述べています。

その分散化の例が、
・共有経済:シェアリングエコノミー(UBERやAirbnb)
・トークンエコノミー:仮想通貨など、「通貨型」「配当型」「会員権型」のトークン
・評価経済:口コミや、Youtuberやインフルエンサーのレビュー
です。

実際、AIとブロックチェーンによる無人ヘッジファンド(Numerai)も出てきているそうです。

こういった分散化の中で、知識がコモディティ化すると述べているのは興味深いですね。
(確かに、例として、以前は、ルールや規程を覚えている人が会社にいて、その人に聞けばすぐに該当ルールがわかったりしたものですが、今はデータ上を検索すればそれで済んでしまいます)
知識がコモディティ化すると、知識をどう使いこなすかが重要になると述べられています。これはインターネットの情報の山から正しい情報を見つけ出したり、有用な情報を見つけるということにも通じますね。

これまでの資本主義では「現実世界で役に立つかという有用性としての価値」のみが見られていましたが、今後は「個人の感情と結びついた内面的な価値」「共同体の持続性を高める社会的な価値」という、資本にならない価値でまわる経済ができてくるとのことです。

そうすると今後は、自分がどう生きていくかを考えるときに、自分に何ができるか、どんな社会的価値をつくりだすことができるかが重要になりますね。私も、自分が提供できる価値を考えて、ブログに落とし込みたいなーと感じました。

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この記事を書いた人

経理・財務経験が6年程度の大学職員です。

資格:簿記2級、FP2級、TOEIC L&R 880点
投資年数:10年
投資経験:投資信託(インデックス投資)、米国ETF、トラリピ(FX自動売買)、トライオートETF(株価CFDの自動売買)、暗号資産(仮想通貨)

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