大学職員として働くと意外な割引やお得な制度を使えることがあります。学割が、大学教職員にも適用されるケースがあるからです。
以前以下のようなツイートをしました。
ここから先、主には上記で上げられたサービスについて詳しく見ていきます。
メインとしては大学教職員向けに書いた記事ではありますが、学生の方も学割として同じように使えるので参考になると思います。(大学以外の教職員でも利用できる場合があります。)
MacやSurfaceなど端末が安く買える
Appleは結構有名かもしれませんが、その他にもあります。以下で調べて分かった範囲で紹介しています。意外なのはスニーカーでしょうか。
Apple(MacやiPadなど)
端末・アクセサリーが対象で割引となっています。UNiDAYSという認証を経る必要があります。
MacBookとiPadで通常価格との比較をしてみると以下のとおりです。
通常価格 | 学生・教職員価格 | 割引額 (注文仕様によって割引額が異なる可能性があります) | |
---|---|---|---|
MacBook Air (M1) | 134,800円〜 | 119,800円〜 | 15,000円 |
MacBook Air (M2) | 164,800円〜 | 149,800円〜 | 15,000円 |
MacBook Pro | 248,800円〜 | 232,800円〜 | 16,000円 |
iPad Pro | 124,800円〜 | 116,800円〜 | 8,000円 |
iPad Air | 92,800円〜 | 84,800円〜 | 8,000円 |
iPad (第10世代) | 68,800円〜 | 63,800円〜 | 5,000円 |
iPad mini | 78,800円〜 | 70,800円〜 | 8,000円 |
また、例年2月〜4月上旬くらいまで学生・教職員向けに、対象商品を買うとAppleギフトカードがもらえるキャンペーンが行われたりしているので、待てる場合はそれくらいの時期まで待つことをオススメします。
もしAmazon PrimeやPrime Studentに入っているなら、年に一度(大体7月)のAmazon Prime DayでApple製品を買うのもオススメです。こちらは、ギフトカードという形ではなく現金値引きとして安く買えます。私は2023年のPrime DayでiPad mini 6を買いましたが、Appleの教職員ストアよりも安く買えました。
ただし、自分が欲しいApple製品がPrime Dayのセール対象になるかどうかはわかりませんので、そこは運になります。欲しいのであれば早くApple教職員ストア買っちゃうというのが最善かもしれません。
Microsoft(Surface)
私も長い間知らなかったのですが、MicrosoftのSurfaceも学割・教職員割引があります。
https://www.microsoft.com/ja-jp/store/b/student
通常価格 | 学生・教職員価格 | 割引額 (注文仕様によって 割引額が異なます) | |
---|---|---|---|
Surface Laptop Go 3 | 119,680円〜 | 107,712円〜 | 11,968円 |
Surface Laptop 5 | 169,180円〜 | 152,262円〜 | 16,918円 |
Surface Pro 9 | 177,980円〜 | 160,182円〜 | 17,798円 |
パッと見た感じ、Appleよりも割引額は大きそうですが、公式ページ表記の「Surface Laptop 5が最大で38,918円OFF」というのは「最大割引額」のようです。学割で10%OFFという感じのようです。
Dell(PC)
Dellでもパソコンなどが安く買えます。割引率が高いものだと、10%OFFとなるようです。
Nike
こちらも10%OFFで靴が購入できるようです。
アシックス
こちらもNIKEと同様、10%OFFで購入できるようです。
サービスやソフトが安く使える
以下では、モノではなくてサービスやソフトについて紹介します。
Apple(動画・音楽ソフト)
Final Cut Proなど5つのソフトのバンドルが30,000円で購入できます。
- Final Cut Pro(動画編集)
- Logic Pro(音楽制作)
- Motion(Final Cut Proのためのモーショングラフィックスツール)
- Compressor(Final Cut Proに組み込まれたエンコーディングツール)
- MainStage(Logic Proのサウンドをコンサートステージで再現できるライブ演奏用アプリケーション)
通常価格 | 学生・教職員 バンドル価格 | 割引額 | |
---|---|---|---|
Final Cut Pro | 45,000円 | 30,000円 | 63,500円 |
Motion | 7,000円 | ||
Compressor | 7,000円 | ||
Logic Pro | 30,000円 | ||
MainStage | 4,500円 |
通常価格と比べるとかなりお得です。
Notion(メモ・データベースツール)
Notionは高機能なメモ・データベースツールです。簡単にWikiのようなものを作れたり、高機能なテキストメモを作れたり、Web公開することもできます。
こちらは月額10USDの「プラスプラン」が無料で使えます。ただし、チームでの利用はできないようです。
無料プランと学割プラスプランを比べるとページ履歴と招待可能なゲスト人数に差があります。
Adobe
PDFといえばAdobeというイメージのAdobeも学割・教職員割を出しています。ミラーレス一眼などのRAW画像の現像で使うLightroomやPhotoshop、動画編集で使えるPremiere Proなど含めて、初年度は69%OFFの1,980円/月、二年目以降は49%OFFの3,278円で使えます。
買い切り型ではなくサブスクリプションなのがちょっと残念ではあります。
Adobe Creative Cloud
所属機関によっては利用できるもの
以下の2つは、大学が包括的な契約をしていて、それを個人端末にも導入してもよいと定めている場合で、利用可能です。
Adobe ETLA
Adobe ETLAのETLAとはEnterprise Term Licensing Agreementの略です。大学によっては、個人用PCにも大学のライセンス契約で導入できる場合があります。Photoshop, Illustrator, Acrobat Proなどが使えるので、先述したAdobe Creative Cloudのサブスクリプションを利用しないで済むかもしれません。
Microsoft 365 Apps
こちらはMicrosoft Officeを大学が契約しており、それを個人端末にも導入してもよいとなっている場合、Microsoft Officeを自分で買わなくても利用できるようになります。
番外編:大学の図書館が使える(図書貸出も)
基本的なことで意外と盲点ですが、教職員として大学の図書館を使えます。図書の貸出についても利用可能です。
大学によるかもしれませんが、私の大学は教員と一緒の貸出期間となり、学生より大分長い期間借りられます(例外もあり)
地元の図書館に行くのってやや面倒だったりすると思いますが、職場のキャンパスで図書館にいけたら結構利便性高いです。もちろん蔵書数も魅力です。
最後に
以上が、学生や大学教職員が利用できるお得な制度でした。
仕事やプライベートで使うもので、役に立ったものも紹介していますので、よろしければご覧ください。