先日4年使ったKindleを買い替えました。買い替えた経緯から、紙の本との比較について書きたいと思います。
そもそもKindleとは何か?
KindleとはAmazonが発売している電子書籍端末です。紙のような電子インクというもので表示するため、iPadなどのタブレットに比べ目が疲れにくいという利点があります。
私が以前買ったのは2015年モデルでした。たしか4GB・広告ありでした。そして今回買ったのが2018年モデル8GB・広告あり・Kindle Unlimitedなしです。※現在は2021年モデルが発売中です。
漫画をたくさん読もうと思っている場合は32GBがオススメです。広告はもちろん無しがいいけど、2015年モデルのときそこまで鬱陶しいとは思わなかったので、広告ありにしました。Kindle Unlimitedは、対象の本を月980円で読み放題となるサブスクですが、私は今の所なくてよいので、無しにしました。
買い替えた経緯
前に買って持っていたのは2015年モデルのKindle Paperwhiteだったのですが、コロナ禍で気づいたときには、スリープ画面から解除できなくなっていました。
電源ボタンを何十秒も押しっぱなしにして再起動を試みたものの、動かず、最終手段としてAmazonのサポートに連絡したのですが、もう買い換える以外にないという回答だったのです。
ピーク時は年間120冊程度、読書をしていた私ですが、今は、他にやることがあり50冊でもいけばよいほうという状態。それでも先日のAmazonのセールで3,000円引きだったこともあり、ついKindle Paperwhite 2018年モデル(発売している中では最新)を購入しました。
2015年モデルと2018年モデルの比較
持ってみて第一に思ったのは「軽い!」ということです。縦横の長さもごく僅かに短くなっているようです。2015年モデルを使っているとき、たまに「少し重いなぁ」と感じていたので、嬉しかったです。
詳しい比較は以下のページが詳しいので、そちらに譲ります。
https://photosku.com/archives/3750/
紙の本と比べて、使い心地・読み心地等はどうなのか?
非常に良いです!ただ、もちろんメリット・デメリットはあります。4年以上Kindleと紙の本を併用する私の結論としては、「どちらもいいところがあるので、どちらか一方に絞れない」です。
以下、少し長く書きなぐってしまいましたが、Kindleと紙の本の違いを表で見ていきます。
機能面・スペック面
Kindle | 紙の本 | |
携帯 | 文庫本より軽い。複数冊を入れられるので、旅行などでも重宝 | 本によって様々だが、かさばる。旅行の際は複数冊持っていかないと手持ち無沙汰になることも |
保存 | 8GBでマンガ130冊程、または一般的な書籍なら数千冊 | 本棚で物理的な場所を取る。重量も大きくなる |
充電 | 1日30分とすると数週間は電池が持つ | 電池のことを考えなくてよい |
保存可能期間 | Amazonが電子書籍の事業をしている限り。ただし端末(Kindle)は経年劣化する。 | 洋紙なら100年 |
一番の比較ポイントかと思います。Kindleは省スペースで多くの本、紙の本はパラパラ読みやすい!
副次的な機能
Kindle | 紙の本 | |
文字の大小など | 文字の拡大縮小、明るさの調整が可能 | 文字の大きさや明るさの変更は不可 |
メモ | 本文にハイライトをつけたりメモも可能 | メモやハイライトはペンで書く |
ハイライト・メモの確認 | 本を開かずとも https://read.amazon.co.jp/notebook でメモとハイライトを確認することが可能。コピペも容易 | 本を開いて、パラパラめくって確認 |
検索 | 文字列で全文検索できる | できない |
辞書内蔵 | 辞書内蔵なので、洋書を読むときわからない単語を調べられる。(日本語の単語も検索可) | 内蔵無し。本とは別に辞書を用意するか、スマホでネット検索 |
防水 | IPX8等級(真水で水深2メートル、最大60分間) | 濡れるとふやふやになる。 |
価格関連
Kindle | 紙の本 | |
本の価格 | 電子書籍は紙より少し安い。ただ端末代金が初めにかかる | 紙の本は定価 |
サブスク(定額制) | Kindle Unlimitedで月980円で読み放題とすることができる(対象外の書籍もある) | サブスク(定額制)はできない。 |
リセール (中古) | 古本は買えないし、一度読んだ本を売りに出すことはできない | 古本を買うこともできるし、不要な本を古本屋やフリマアプリで売ることができる |
購入のしやすさ・読みやすさ・その他
Kindle | 紙の本 | |
購入 | Wi-Fi環境があれば数秒でダウンロードして読み始めることができる | 書店に行って買う、またはネットショップで注文して1,2日待つ必要がある |
海外 | 海外でもWi-Fi環境があれば、すぐに日本の本を買って読める。逆もしかり。 | ネットで注文しても手元にかかるまで時間がかかる。1週間以上? |
読みやすさ | 目次から目的の章に飛ぶことはできるが、「あの内容どこに書いてあったっけ」というときに見つけづらい | パラパラめくるのがやりやすい。 |
読書の進捗 | Kindleの左下を何回かタップすると全体の何%読んだか表示される | 全体のうちどれくらい読んだのかが視覚的に一目瞭然。厚い本なら達成感UP |
友達や家族に貸す | できない | できる |
所有欲 | Kindleの中に入っているので、実感がわきにくい | 本棚に物理的に本が溜まっていくので、所有欲を満たせる |
品揃え | 電子書籍されているもののみ。紙と比較すると少ない(特に昔の本) | 電子書籍より品揃えが豊富(特に昔の本)。古本屋で掘り出しもが見つかる。 |
こうしてみると、Kindleのメリットは大きいです。しかし、読みやすさといったら紙というのもまた事実(本好きとしては)。私が優柔不断ということもあり、4年以上Kindleと紙の本を併用しています。
何かの本で読んだけど、今後は紙の本のほうが嗜好品みたいになるのかもしれませんね。
以上、Kindleと紙の本の比較でした。