私立大学の財政分析ハンドブック(野中郁江)レビュー

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Twitterで他の大学職員さんが呟いていたのを見て購入、読了しました。

結果は予想以上に良かったです。というのも、読む前は学校会計基準の基本的なことを羅列して、意義的なところを(つまらなく)解説しているのかな、と予想していたからです。読んでみたら、(もちろん会計基準の基本は押さえつつ)詳細なところ、実際の事例を挙げての分析方法、著者の考えが書かれていました。

著者の考えに全面同意というわけではないですが、企業会計も研究している人の視点ということで新鮮でした。

内容の目次としては以下のとおりです。

  1. 基礎知識
  2. 計算書の基本
  3. 貸借対照表(BS)
  4. 事業活動収支計算書
  5. 基本金組み入れ
  6. 資金収支計算書・活動区分資金収支計算書
  7. 計算書を並べて分析
  8. 財務比率
  9. 財産目録と内訳表、収益事業決算書
  10. 学校法人会計基準
  11. 事業団の経営判断指標の問題点
  12. 将来計画

恥ずかしながら根拠法(学校教育法、私立学校法、私学振興助成法)の関係性についてしっかり理解していなかったため、勉強になりました。

減価償却引当特定資産は不要なこと、基本金制度の問題点と、それが計算書を分かりづらくさせること、私学事業団の経営判断指標が微妙であること等、なるほどと思いました。

大学職員の方、大学職員になりたい方には非常に役立つと思いますので、ぜひ読んでみてください!

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この記事を書いた人

経理・財務経験が6年程度の大学職員です。

資格:簿記2級、FP2級、TOEIC L&R 880点
投資年数:10年
投資経験:投資信託(インデックス投資)、米国ETF、トラリピ(FX自動売買)、トライオートETF(株価CFDの自動売買)、暗号資産(仮想通貨)

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