FTX Japanからの出金・出庫対応完了

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前の記事で、暗号資産(仮想通貨)取引所FTXの破綻に巻き込まれ、簿価(投資元本)で約50万円が拘束されていることに触れました。

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この度2023年2月21日からFTX Japanの残高を出金・出庫できるようになりましたので、その報告をしたいと思います。

私がやった手順も簡単に説明しますので、少しは参考になれば幸いです。

あくまでも参考として、正しい情報はFTX(Liquid)からの公式発表を参照ください。

目次

前提

日本でも暗号資産(仮想通貨)交換業を行っていたFTX Japanの親会社であり世界第3位の暗号資産取引所FTXが2022年11月に経営破たんしました。それによりFTX Japanでも資金・暗号資産が拘束され引き出せなくなりました。

FTX Japanの運営によると、日本の顧客に返還する十分な資金・暗号資産は保持しているということで、2023年2月に元のLiquidという暗号資産取引所のプラットフォームで返還予定とされていました。

LiquidはFTXが買収した日本の取引所です。

私の残高(USDのマイナスもあり)

私の簿価(投資元本)は約50万円でしたが、時価での残高は約40万円くらいでした。

正直FTX Japanの口座情報が見られなくなってから久しいので、正しい数量なのか確認仕様がなかったのですが、よしとしました。

行った手順

Liquidの口座開設

まずは、FTX Japan(Liquid)からメールで案内が来ました。「Liquidのプラットフォームから返還・出金をするから、Liquidの口座を持っていない場合は新規開設してください」とのこと。私も送られてきたリンクから開設しました。

詐欺などの可能性があるためメール送信者のアドレスがFTX JapanかLiquidからであることを確認しましょう。(以下メールから操作するときは同様)

残高の移管

次に、FTX JapanからLiquidへ残高を以降します。これもメールの案内に従って行いました。

二段階認証の有効化(Google Authenticator)

次にいよいよLiquidから出金申請をしようとしたところ、Liquid上で「二段階認証が有効化されていません。出金するには二段階認証を有効化してください」との旨が表示されました。

このため、二段階認証を設定しました。私は二段階認証のアプリであるGoogle Authenticatorを使用しました。

出金先・出庫先の登録

暗号資産についてはGMOコインに送付(出庫)しました。後々別の取引所やウォレットに移すにしても、GMOコインから出庫する際の手数料が0円のためです。

USD残高(マイナス)の精算

次に、もう一度出金申請をしようとしたところ、「USDがマイナスの残高となっているため、それを先に精算してください」という旨の案内が出てきました。確かに、2022年11月にETHの無期限先物取引で損失が出ていました。

自分の銀行口座からLiquidの口座へマイナス金額をギリギリ解消できるくらいの日本円を振り込み入金しました。

後で知りましたが、100円未満の日本円はLiquidから出金できないようなので、ぎりぎり解消できる金額を振り込んでよかったです。

出金・出庫の申請

Liquidで出金申請を出すと、確認メールが届きそれに従って操作すると出庫の申請を完了することができました。かなり簡単でした。

先述の通り日本円については、100円未満だったので、出金できませんでした。

上記はETHの例でしたが、BTCも同じ流れでした。ETHの場合は手数料が125円程度かかりました。

GMOへの着金(到着)については、数分くらいで完了しました。

終わりに

以上がFTX Japanからの出金・出庫の手順でした。繰り返しになりますが、あくまでも参考情報として、正確な情報はFTX Japan/Liquidからの正式なリリースを確認するようお願いします。

今後は世界1位の取引所であってもこういったことが起こる可能性があるとして、注意していきたいと思います。また、余剰資金でやっていて本当によかったと感じましたので、生活費を費やしたり、フルレバレッジでやったりすることは危険ですので(類まれなるトレード上級者でないかぎり)やめましょう。

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この記事を書いた人

経理・財務経験が6年程度の大学職員です。

資格:簿記2級、FP2級、TOEIC L&R 880点
投資年数:10年
投資経験:投資信託(インデックス投資)、米国ETF、トラリピ(FX自動売買)、トライオートETF(株価CFDの自動売買)、暗号資産(仮想通貨)

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