2022年の1月から暗号資産(仮想通貨)の積立をはじめました。
2023年1月で1年間経ちましたので、振り返りをしたいと思います。2022年は暗号資産界隈ではLUNAショックや、STEPN、世界第三位の取引所FTXの破綻などいろいろなニュースがありました。
私は主にGMOコインで毎月3万円を暗号資産に積み立てていました。またそれ以外にもスポットで買ったりしていました。本記事では現在の私の暗号資産がどうなったか解説しようと思います。本記事を読むことで2022年の1年間積み立てた結果がわかります。
暗号資産の積み立てを考えている人の参考になれば幸いです。
積立の設定については以下をご覧ください。
【結論】かなり損してます
先に結論を言うと、結構な損をしています。以下で詳しく見てみます。
FTXの破綻に巻き込まれた
FTXの破綻によりFTX Japanも営業が停止し使えなくなったのですが、実はその影響をもろに受けています。
端的に言えば、FTX Japanにあずけていた暗号資産は、50万円投資して、現時点では評価額0と言っても過言ではない状況です(今は資金が引き出せない状況)。
私はGMOコインを使って毎月ビットコイン(BTC), イーサリアム(ETH), エンジンコイン(ENJ), コスモス(ATOM)を積み立てていたのですが、FTX Earnという制度に目がくらみ、BTCとETHについてはGMOコインからFTX Japanに移管したのです。
FTX JapanではFTX Earnと言って、暗号資産を通常の口座に入れておくだけで、10,000ドル相当までの暗号資産に年率8%の金利(暗号資産建て。円建てやドル建てではない)がつくというものがありました。
FTX Japanに保有していたのは、ビットコインとイーサリアム計50万円ほどです(簿価。投資元本ベース)。一応、FTX Japanからのアナウンスでは2023年2月に返金・返還予定とのことですが、今なお拘束されたままです。
マイページも見ることができなくなってしまったので、正確な保有残高を確認することができません。2022年11月のときにスクリーンショットでも撮っておけばよかったと後悔しています。
なお、FTX Japanは日本進出時に買収した取引所Liquidのシステムを使用して返還するとのことで、準備が進められています。
投資金額50万円くらいですが、現状わかっている範囲(FTX Japan→Liquidへの残高移管の情報)だと40万円くらいは戻ってきそうです。
追記
FTX Japanの暗号資産は現金化して無事に戻ってきました。
暗号資産市場は全体的に低迷(冬の時代)
そもそも2022年にはLUNAショックやらSTEPNやらありましたが、FTXの破綻で、かなり冬の時代と言われるような、価格が急減した年でした。2023年2月に入り、ビットコイン始め、その他のアルトコインなど暗号資産の価格がやや持ち直してきていますが、価格予想はうまくいかないので、今後どうなるかはわかりません。
一応、半減期というものがあり、これまで半減期にはビットコイン価格が上がってきています。
ビットコインは発行される総量が決まっています。マイニング(採掘)という作業で、複雑な計算をし、取引の「承認」をしていますが、その承認をした人に報酬が与えられます。ビットコインで報酬が与えられるので、ビットコイン価格が高騰すればマイニングは儲かることになります。
半減期というのは、この報酬が半分になることです。ビットコインの発行量を抑えて、価格を安定させるために設定されています。先程少し書きましたが、これまで半減期にはビットコイン価格が上がってきました。次の半減期は2024年に来ると言われていますので、今年も継続して積み立てをして、来年に備えようと思います。
FTX以外の部分と損益の合計
FTX以外の部分としては、以下の状況です。単位は円です。
銘柄 | 簿価(投資元本) | 2022年末評価額 (ENJとATOMは売却額) | 損益額 | 損益率 |
---|---|---|---|---|
BTC | 20,140 | 18,746 | -1,394 | -6.9% |
ETH | 19,991 | 18,631 | -1,360 | -6.8% |
ENJ | 60,154 | 20,749 | -39,405 | -65.5% |
ATOM | 59,976 | 38,117 | -21,859 | -36.4% |
計 | 160,261 | 96,243 | -64,018 | -39.9% |
FTX以外の計としては、約16万円の投資元本に対して、約64000円(40%)の損失でした。まぁ私の感覚としてはこれくらいなら受け止められる数字です。BTCとETHは2023年も継続して積み立てていますが、ENJとATOMは2022年末に売却しました。
ENJとATOMの積み立てをやめる理由
先程、エンジンコイン(ENJ)とコスモス(ATOM)の積み立てはやめたという話を少し書きましたが、その理由も説明しておこうと思います。
流動性
まず一つ目は流動性の問題です。GMOコインの取引所でこれらの通貨を積み立てしていましたが、海外の取引所と比べると流動性がかなり低いです。もちろん値段を気にしなければ売れますが、その場合取引価格を結構下げないと売り切れないということに気づいたためです。2022年末にENJを売ったときはなかなか苦労しました。
アルトコインの安定性
暗号資産は値動きが激しく(ボラティリティが高く)安定しているとは言い難い資産ですが、その中でも比較的ビットコイン(BTC)は値動きが安定しています。次に比較的安定している暗号資産はイーサリアム(ETH)です。これ以外の暗号資産(その他のアルトコイン)は継続的に積み立てても上がる確率が低いです。
暗号資産界隈で多くの利益を出している人は、アルトコインはスポット的に売買して利益を得ています。もちろんそれは簡単なことではありませんが、株式投資、インデックス投資などと異なり、「積み立てて将来爆益!」はかなり確率が低いということがわかりました。
もちろん、暗号資産がもっともっと成熟していったらそういったことは起こるかもしれませんが、まだその時期ではないと思います。
終わりに(今後)
今後はとりあえずビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の積み立てをメインにしていこうと思います。積み立てて行けば、2024年のビットコインの半減期前後には、今よりも上昇していると考えています。
暗号資産界隈には、「botter」というプログラミングでシステム的なトレードをする人たちがいるようで、それに参入することも少し視野に入れていきたいと思います。
投資を始めてみたいけど元本割れをしたくないという方は以下もご覧ください。
(ただしリターンも高くはありません)
投資の前に、支出を管理して種銭を作る必要がある方は以下が参考になります。