以前、KyashカードにBooking.comカードを紐付けてポイント二重取りをしていた記事を書きましたが、2021年1月にKyashの還元率が改悪され、さらに2022年1月からはカードリンク機能が終了しました。
カードリンク機能:決済時にKyash残高が足りない場合、設定しているクレジットカードから不足分を自動チャージする機能
本記事では、これまでKyashでキャッシュレス生活をしていたけれど、制度改悪によって使い続けるのをためらっている方、代わりとなる他のカードに乗り換えたい方向けに、FP2級でお得なことに目ざとい私がKyashの代替候補について書いていきたいと思います。
この記事を読んでいただくと、Kyashの利点をある程度押さえつつ、年会費無料(条件付き無料)で還元率が高く、ポイントが使いやすいクレジットカードがわかります。
Kyashカードとはポイントの貯まるプリペイドカード
Kyashカードとは、クレジットカードと紐付けて使えるプリペイドカードです。また銀行口座からの入金や、コンビニでの入金もできます。種類は以下の3種類です。
| 種類 | タイプ | 還元率 (Kyashマネー) | 発行手数料 |
|---|---|---|---|
| Kyash Card | カード | 0.5% | 900円 |
| Kyash Card Lite | カード | 0.5% | 300円 |
| Kyash Card Virtual | バーチャル カード | 0.5% | 無料 |
その他の細かな機能の違いは割愛します。(詳細はこちらのKyash公式ページでどうぞ)
プリペイドカードではありますが、残高がゼロになっていても、買い物で決済するときに足りない分を自動的にクレジットカードからチャージしてくる機能(カードリンク機能)があり、それが便利でした。
Kyashへのチャージ方法によって、「決済や送金、出金にご利用できる残高(Kyashマネー)」と、「決済のみにご利用できる残高(Kyashバリュー)」に分かれます。
以下の画像(Kyash公式から引用)を見ていただくとわかりやすいかと思います。本人確認アカウントかどうかで、扱いが異なります。


これまでの利点と改悪される点
Kyashカードで決済すると0.2%のポイントが付き、なおかつクレジットカードのポイントも付くので、ポイントの二重取りができるのが大きな利点でした(ただし、Kyashへのチャージでポイントがつかないクレジットカードもあります)。
また私としては、実質的にクレジットカードのように使えるカードリンク機能が便利でした。
2022年1月18日以降、カードリンク機能が使えなくなったのがかなり痛いです。銀行口座やコンビニからの入金(Kyashマネー)であればKyashカード決済でポイントが付きますが、2026年4月の改悪で還元率は0.5%に半減し、その場合もクレジットカードとのポイント二重取りはできません。
あらためて整理すると、2026年4月の改定でKyashマネー(銀行口座等からのチャージ)でのリアルカード還元率は1.0%→0.5%に半減し、クレジットカード・デビットカードからチャージするKyashバリューの還元率は0.2%→0%になりました。加えてスーパー・コンビニ・飲食店など多くの店舗が還元対象外に追加されたため、かつての「ポイント二重取り+カードリンクで実質クレジットカードのように使える」という強みはほぼ失われ、Kyash単体でのメリットは大きく薄れています。
一応以下の2通りであれば、クレジットカードからの入金ができます
- あらかじめ設定した残高を下回った場合自動で入金する「残高に応じた自動入金」
- 指定した日にちに自動で入金ができる「指定日自動入金」
しかし、私はマネーフォワードの家計管理アプリを使っていて、日々の支出明細を把握したいので、この方法は取りたくありません。言い換えるとマネーフォワードで、例えば「チャージ2,000円」という明細ではなく「セブン-イレブン165円」などの具体的な明細が欲しいということです。
私の代替候補の前提条件
決済時の残高不足分自動チャージであるカードリンク機能がなくなることを考えると、先述のとおり家計管理アプリの観点から、Kyashを使いつづけるのは厳しいなというのが正直なところです。そのためKyashは止めて、クレジットカードのみでKyashの従来の利点をカバーできるといいなーと思っています。
以下の記事で書いたように、私は小さい財布を使っているのでカード数を増やさず、シンプルにクレジットカードのポイントを貯めるのが一番面倒くさくありません。

代替カードを選ぶための前提条件は以下のような感じです。
基本条件
- 年会費無料または条件付き無料
- 高還元率(1%以上)
- ポイントの使い勝手がよい(現金に近い使い方がベスト)
あるとベターな条件・機能
- アプリ等でのカード利用通知
- 利用制限(海外利用を止めたり、ネット決済を止めるなど)が簡単にできる
- ポイントの有効期限が長い
- バーチャルカードのみではなく物理カードもある
Kyashのようにプリペイドカードを使うやり方として、au PAYプリペイドカードという選択肢もあるようです。残高不足時に、不足分をクレジットカードから自動でチャージする機能もあるようです。(参考ページ:au PAY 残高チャージ)
ただ、私は後述するクレジットカードの方が簡単かつ自分の用途では高還元率なので、発行していません。
本記事で考えているのは、お小遣い(個人)の支出で使うクレジットカードです。決済額は平均すると月々4万円〜5万円です。
家計の支払い(水道光熱費や家族で使う食材費など)は三井住友カード プラチナプリファードに集約しています。嫁も家族カードを使っており、同じ口座から引き落とされるようにしています。
代替候補一覧
結論を先に申し上げますと、日常の買い物で暗号資産BNBをコツコツ貯めたいならBinance Japan、オールマイティーに高還元を受けるならリクルートカード、ランチなどでPayPay対応の店舗によく行くならPayPayカードが最適です。
表にまとめると以下のようになります。
| カード (右のカード名を押すと説明に飛びます) | Binance Japan Card | リクルートカード | PayPayカード |
|---|---|---|---|
| 基本還元率(%) | 1.6 | 1.2 | 1.0 |
| 最大還元率(%) | 1.6 | 4.2 | 5.0 |
| (条件) | 一律 (BNBで還元) | ポンパレモールでの買い物 | Yahoo!ショッピング・ LOHACOの利用 ※諸条件あり |
| ポイント 有効期限 | 期限なし (BNBは価格変動) | 最終のポイント加算日から12ヵ月後の月末まで | 無期限 |
| ポイント交換の 利便性(主観) | |||
| 利用通知 | メールで通知 | JCBブランドのみ MyJCBアプリで対応 | PayPayアプリで即時 |
| 利用制限設定 | - | 調べた限りでは無し | PayPayアプリから カード再発行する場合のみ可能 |
| 公式サイト | Binance Japan | リクルートカード | PayPayカード |
※PayPayカードの最大5%については以下の条件があります。
内訳:
①ストアポイント(期間限定ポイント)1% ※1※4※5
②基本付与分(通常ポイント)1% ※1※3
③毎日もらえる(期間限定ポイント)支払い方法指定あり ※1※2※4※5※6
※1 出金・譲渡不可。PayPay/PayPayカード公式ストアでも利用可能。
※2 開催期間:2022年10月12日(水)~終了日未定。詳細はこちら(https://shopping.yahoo.co.jp/promotion/campaign/mainichi/)をご確認ください。
※3 ご利用金額200円(税込)ごとの付与。家族カードご利用の場合、ポイントは原則本会員に付与されますが、家族カードをPayPayアプリに登録した場合、家族会員に付与されます。
※4 2025年10月1日(水)より、Yahoo!ショッピング・LOHACOの①ストアポイントおよび③毎日もらえるポイントについて、ふるさと納税の利用分はポイント付与対象外です。(今後の制度動向により見直される場合あり)ふるさと納税のポイント付与終了に関するご案内(外部サイト)(https://topics.shopping.yahoo.co.jp/notice/archives/20250901_y-furusato.html) なお、②基本付与分(PayPayカードご利用の1%)はふるさと納税でも引き続き付与されます。
※5 PayPayポイント(期間限定)はLINEヤフーの一部サービス・キャンペーンで貯めて使えるポイントです。利用するには、Yahoo! JAPAN IDとPayPayの連携が必要です。連携しない場合30日で失効します。連携方法はこちら(https://paypay.ne.jp/help/c0021/)
上記の連携を行った場合でも、PayPayポイント(期間限定)の有効期限(付与翌日から最短30日)を過ぎると失効します。ポイントの詳細はこちら(https://paypay.yahoo.co.jp/guide/limited/)
※6 Yahoo! JAPAN IDとLINEアカウントの連携が必要です。
それでは以下で、個別に見ていこうと思います。
Binance Japan Card
2026年に登場した、利用額の1.6%相当の暗号資産「BNB」が貯まるクレジットカードです。発行はライフカード、国際ブランドはJCB。年会費は初年度無料、2年目以降は1,650円(税込)ですが、年間10万円以上の利用で翌年も無料になります。ポイントの代わりに暗号資産が貯まるのが最大の特徴です。
還元されるBNBは価格が変動するため、ポイントのように価値が固定されていません。値上がりすれば実質還元率が1.6%を上回る可能性がある一方、値下がりのリスクもあります。日常の支払いでコツコツ暗号資産に触れたい人向けの、いわば「攻めのサテライト枠」としての一枚です。なお、申し込みにはBinance Japanのアカウント開設(本人確認)が必要です。
\ 日常の買い物で暗号資産BNBが貯まる /
リクルートカード
リクルートが発行している、還元率が1.2%の高還元カードです。年会費無料カードでは基本還元率が最も高いというのが最大の利点です。
リクルートが展開する、じゃらんやホットペッパービューティー、ポンパレモールなどを利用する場合は最大4.2%も還元が得られます。
ポイント有効期限・使い道
ポイントの有効期限は最後のポイント加算日から12ヶ月後の月末までです。
リクルートのサービス(じゃらん、ポンパレモール、ホットペッパーグルメ、ホットペッパービューティー等)でポイントを使用することができます。
2024年3月からは、なんとAmazonでリクルートポイントを使用できるようになりました。そのためポイントの使い道としてかなり使いやすくなりました。Amazonなら利用者も多いかと思います。
またPontaポイントにも交換可能なので、ローソンをよく使用するならこのカードもいいですね。(ただ、ローソンでの買い物でクレジットカードのポイントを貯める観点なら三井住友カード(NL)に軍配が上がります)
私の場合は、リクルートのサービスの中だとホットペッパービューティーで美容院の予約をして使っています。またリクルートカードからRevolutへのチャージに使って、RevolutでClaudeの有料プランを支払っています。
ポイントはAmazonでの購入で使用しています。
カード利用通知
調べた限りでは、カード利用通知をメールやアプリでもらうことはできないようです。また、アプリやマイページでカードの利用制限をかけることもできないようです。そのため、マネーフォワードで連携して、マネーフォワードで利用額を確認しています。
\ 基本還元率1.2% 公式サイトはこちら /
PayPayカード
基本還元率が1.0%のカードです。後述する条件を達成すると、最大1.5%となります。
PayPayアプリを使っている場合は、そこからでもPayPayカード支払いということで支払うことができます。
近年、飲食店ではかなり多くの店舗でPayPayが使えるようになりました。ランチなどではPayPayか現金のみという店舗も多くあります。こうしたときにPayPayカードであればキャッシュレスでポイントも1.0%分もらえるのでお得になります。
また、月間で200円以上の決済を30回&決済合計10万円を達成すると、翌月は最大1.5%の還元となりますのでお得です。
以下の記事で詳細について解説していますので、本記事では簡単にまとめています。

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ポイント還元
既述のとおり基本は1.0%ですが、PayPayステップという施策により最大1.5%になります。また、最近は地方自治体とPayPayで企画をやっており、PayPay決済をすると最大20%戻ってくる場合があります(付与上限あり。自治体により最大還元率は異なる)。
これはPayPay後払い(=PayPayカード)での支払いが対象です。
※ポイント付与の対象外となる場合があります。
例)「PayPay決済」「PayPay(残高)チャージ」「nanacoクレジットチャージ」「ソフトバンク通信料(ワイモバイル、LINEMOを含む)」
「ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いを介してのPayPay残高チャージのご利用分」
ポイント有効期限・使い道
PayPayポイントには有効期限がありません。ポイントは支払いに使用することができますので、現金のように使えます。またポイント投資にも使えます。
カード利用通知
そして、Kyashと同様、PayPayアプリからプッシュ通知を即時に受け取れます。
カードの利用制限については、紛失や盗難の場合PayPayアプリからできるようです。(カード再発行となる。)カードを保有している状態で、任意のタイミングでカードの利用制限を設定したり、外したりということはできないようです。
最近の私の行動スタイル・お金の決済方法を考えると、ランチでPayPayを使うことが増えましたので、PayPayカードをメインカードにしました。地方自治体との「PayPayであなたの街を応援しよう!」という企画で、20%や30%還元(上限ポイントあり)をしていることもあるので、PayPay×PayPayカードが今最もアツいのではないかと思います。
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その他のオススメカード
今回の個人(お小遣い)使用のカード候補とはしないけれど、他の人にオススメできるカードを以下書いていきます。ちなみに以下は私も保有していて、しっかり使用した上で書いています。
こちらは結論としてまとめた表を先に載せます。
| カード (右のカード名を押すと 説明に飛びます) | 楽天カード | 三井住友 プラチナプリファード |
|---|---|---|
| 基本還元率(%) | 1.0 | 1.0 |
| 最大還元率(%) | 3.0以上 | 15.0 |
| (条件) | 楽天市場利用時 | プリファードストア/ 対象店舗のタッチ決済 |
| ポイント 有効期限 | 実質無期限 | 獲得から2年 |
| ポイント交換の 利便性(主観) | ||
| 利用通知 | メールで数日後 | メール・Vpassアプリで即時 |
| 利用制限設定 | 調べた限りでは無し | Vpassアプリで可能 |
| 公式サイト | 楽天カード | 三井住友カード プラチナプリファード |
以下で個別に見ていきます。
楽天カード
楽天経済圏を使うならイチオシのカードです。楽天経済圏に入り、ポイントをざくざく貯めましょう。2022年4月に楽天市場等でのポイント付与対象が税込価格から税抜価格へと改悪され、楽天証券と楽天銀行の連携(マネーブリッジ)もその後改悪されましたが、それらを考慮しても依然としてポイントが貯まりやすいカードです。
基本の還元率は1%で、楽天市場での購入に使用するとSPUというポイントプログラムにより、還元率が上がります。私の場合は、5倍(5%)くらいになっています。
楽天証券での投資信託の積立や、楽天ふるさと納税でも使えてポイントがかなりハイスピードで貯まります。
貯まったポイントは楽天でんきの電気代に充てたり、楽天証券での積立投資に使ったり、もちろん楽天市場での商品購入でも使えます。ただし一部のサービスは楽天ポイントのうち「期間限定ポイント」を使用できないものがあります
\ 楽天サービスを使うならポイントがザクザク貯まる /

三井住友カード プラチナプリファード
我が家の家計の支払いを集約しているのがこのカードです。年会費は33,000円(税込)と高めですが、ポイント還元に特化した「プリファード」の名のとおり、利用額が大きい家庭や、SBI証券でクレカ積立をする人には有力な選択肢です。
基本還元率は1.0%。対象のコンビニ・飲食店でのスマホのタッチ決済で最大7%、「プリファードストア」に登録された店舗・サービスでは+1〜14%が上乗せされます。さらに継続特典として、年間100万円の利用ごとに10,000ポイント(最大40,000ポイント)が付与されます。
SBI証券のクレカ積立でも高い還元(年間カード利用額に応じて最大3%)が受けられます。なお2026年3月以降、クレカ積立分は年会費条件などの年間利用額の集計対象外となっている点はゴールド(NL)と同様です。
最後に
クレジットカードやポイント制度については、改悪のリスクがつきものですが、改悪されるまではお得に使えるので、細かな努力ですが、お得にキャッシュレス決済をしていきたいと思います。
その他の節約術については以下にまとめていますのでご覧ください。

