新卒社会人がやるべき投資

今回は、タイトルのとおり、新卒社会人が取り組むべき投資や資産運用について書いてみます。もちろん、あくまでも私見です。異論はあると思います。

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有利子の貸与型奨学金の繰上げ返済

これは、該当者がどれほどいるのかわかりませんが、私も大学時代、日本学生支援機構の第二種奨学金を借りていました。これは利子がつく貸与奨学金ですので、繰上げ返済で早く返せば利子を払わずに済みます。

仮に、借りた元金が、144万円(毎月3万円×12ヶ月×4年)で、利率が1%だとすると、13年の返済で合計154万3214円となります。13年で103,214円を利息として払います。返済年数で割ってみると7,940円。(本当は元利均等返済方式のローンなので、返済初期の方ほど、利息の占める割合が高いです) 

<シミュレーション画面>日本学生支援機構のサイトより

繰り上げ返済をすれば、このような利息を確実に減らすことができるのでおすすめです。まぁたしかに、経済学的には、借り入れ利率よりも高い利回りで資産運用ができるのであれば、繰り上げ返済をせずにその分のキャッシュを元手に資産運用したほうが経済合理性が高いです。しかし、資産運用は不確実性が高く、リーマンショックやコロナのような危機が来るかわからないので、繰り上げ返済するほうがよっぽどいいと思います。

自己投資

巷でよく言われることですし、自己啓発本などにもよく書かれています。20代のうちは、読書して知識を深めたり、本業の業務を効率的に進めて信頼を得たり、スキルになるような英語だったりプログラミングだったりを学ぶほうが、結果的には富や信頼を得ることになります。(ちょっと科学的なエビデンスは示せませんが)

私は、経理、財務、人事、総務っぽい法人部門にいたため、簿記、ファイナンシャル・プランニング技能士(FP)の資格を取りました。もちろん資格がすべてではないのですが、個人的にはモチベーションと達成感のために資格を一種の通過点として設定していました。また、業務に関係する資格であれば、「しっかり知識をつけている」という証明にもなりますし。
今は英語に力を入れています。TOEIC(L&R)なんかは日系企業がよく注目する割に、練習すれば結構簡単に点数が上がるのでオススメです。
最近はYoutuber的に動画の編集スキルというのも面白いかもしれません。知らんけど。

本業で投資の種銭(投資のためのお金)を貯める

どんなに株式投資だったりインデックス投資だったりをしたくても、投資元本となる種銭がなければ大した成果はでません。まずは生活防衛できるくらい預貯金をためて、それ以外で有価証券による投資をするとよいでしょう。生活防衛できるくらいというのは人によりますが、6ヶ月分〜24ヶ月分の支出金額とかでしょうかね。(適当)

インデックス投資

これは3の次に行うことですが、生活防衛資金がたまったら、インデックス型の投資信託(信託報酬が低いもの)に積立投資をするといいと思います。先進国株式とか、米国株式のインデックスが人気ですね。8資産バランスみたいなのもありですね。

投資信託は、みんなから投資されたお金をもとに、いろんな会社の株式を買って、株の売買差益や配当からなる利益をみんなで分け合うっていうイメージです。
株式資産は長期的に見れば上がる可能性が高いと言われています。もちろん時期によっては元本割れすることも多いです。生活防衛資金があるのだから、気楽に気長にとらえましょう。

あまりオススメしないのは、数年後に結婚式をあげる(あげたい)とか、家とか車を買う(買いたい)という場合に、こういったリスク資産にお金を入れすぎることです。結婚式をあげる直前にコロナショックが来たらやばいですよね?住宅購入の頭金が足りなくなったらまずいですよね?逆に使う予定がないお金で、「老後資金ためとこー」みたいな場合はいいのかもしれません。

個別株への投資(高配当株投資含む)とか、米国株とか米国ETFとか、FXとかトラリピは、やりたい人が勉強して趣味って感じでやった方がいいと思います。インデックス投資は、勉強しなくてはいけない知識が圧倒的に少なくて済みます。それでいて、成果としては大部分の投資のプロに勝てるものとなっています。インデックス投資について書かれた『ウォール街のランダム・ウォーカー』とか『敗者のゲーム』という本はベストセラーです。(読んだこと無いけど)

米国ETFでのインデックス投資もいいんですけど、USDの準備(両替)がちょっと面倒です。例えば、SBI証券で米国ETFを買うとき、円貨決済もできますけど、為替手数料(外貨への両替手数料)が25銭かかります。それなら、住信SBIネット銀行でUSDに両替し(手数料4銭)、SBI証券に入金する方が節約できます。しかし、この手間がちょいと面倒。これくらいの手間が許容できるなら、米国ETFの方が信託報酬安いので良いと思います。

以上、そんな感じです。
※くれぐれも投資は自己責任で行ってください。

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