新年や新年度、新学期になり、新しい目標として「英語をできるようにする!」と考えている人、かねてから「英語の勉強しなくてはなぁ」と思っていた人、会社の昇進条件にTOEIC800点がある人、そんな人たちに向け、本日はオンライン英会話のことについて書きたいと思います。
結論からいうと、英語力(特にスピーキング力)を上げるためには、オンライン英会話はめっちゃおすすめです。リーズナブルな金額で英語が公用語である国の人と英語を話す機会が持てて、ステイホームの時期でもできます。
私は、約2年前に海外空港での免税手続きで涙目になった悔しい思いなどを経て、オンライン英会話のレアジョブを始め、200時間以上、レッスンを受講しています。

また、2020年秋には、かねてより気になっていたオンライン英会話Cambly(キャンブリー)を受講し始め90時間以上レッスンを受講しています。
今回は私が受講したことがあるレアジョブとキャンブリーについて比較していきたいと思います。「オンライン英会話って何?」という方や、「オンライン英会話やってみたいけど、どれにすればいいかわからない」という方の参考になれば幸いです。
そもそもオンライン英会話って?
簡単にいうと、自宅などからオンラインでSkypeや、各社の独自プラットフォームのビデオ通話を用いて、外国人からレッスンを受けられる英会話です。
メリット
特徴としては、対面の通学型の英会話スクールと比べて
- 料金が安い(一番重要)
- 時間の融通がきかせやすい(朝早くや深夜でも受講できる)
- 講師の数がかなり多い(予約しやすい)
というメリットがあります。ちなみに私は通学型の英会話スクールも通ったことがありますが、50分レッスン×24回の受講で20万円強しましたし、忙しいときはスクールに行く時間が取れなかったり、他の人で予約がいっぱいで予約ができないこともありました。
オンライン英会話なら(プランにもよりますが)最安で3,000円台から受講できますし、海外在住の講師とのレッスンなのでいい意味で時差があり受講できる時間帯が広いです。また講師も多いので「予約がとれない」ということはありません。
デメリット
デメリットとしては、(こちらも「通学型の英会話スクールと比べて」です)
- 通信状況が悪い講師がたまにいる
- 講師の質・経験値に差がある
- 人気の講師は予約がすぐ埋まる
ということがあります。
フィリピンなどの国では、通信環境がいまいちな講師もおり、音声やビデオが途切れたりします。講師全体から見ればそういった講師は大分少ないですが、出会う可能性はあります。
講師はベテラン(講師歴何十年)もいれば、新しい人(大学生や大学卒業したばかり)もいて、講師の質もばらついています。もちろん、最低限のスキルは持っています(運営会社がふるいにかけています)が、教えるのが上手い講師、お気に入りの講師をブックマークしたり、レビューの高い人を調べて選んだりする必要があります。
先程、メリットで「予約しやすい」と書きましたが、「空いている講師がいないから受講できない」という状況にならない、という意味です。多くの受講者から人気の講師はやはり予約しづらいです。ただ、講師全体の母数は多いので、教えるのがうまい講師も結構多い(はず)です。
TOEICにも効果あるの?(もちろんあります)
私がTOEICで615点から800点にスコアをアップさせたときは、正直TOEICの勉強に取れる時間が少なかった(サボリ気味だった)のですが、Listeningでは95点アップ、Readingでは100点アップしました。全てがオンライン英会話のおかげだとは言いませんが、確実に恩恵はありました。
もちろん、TOEIC対策だけに特化した勉強をしたほうが、短期間で効率的にTOEICの点数が伸びるという意見もあって、私もそれは否定しません。しかし、それだと「話せる」ようにはなれないことが多いです。なぜならスピーキングの練習をしなくても済むからです。
私の場合、「それならオンライン英会話をやって、実際に話せるようになった方がいいに決まっている」と思っています。
レアジョブとは
オンライン英会話の大手で、2014年に東証マザーズ上場、2020年に東証一部に市場変更した会社です。
特徴としては、講師はほぼ全員フィリピン人で、料金が安く、教材(実用英会話)が体系化されていて、初心者に非常におすすめです。
実際に受講して感じたメリット・デメリットは以下のとおりです。
メリット
- 月額6,380円(税込)で毎日25分受講可能の日常英会話コースは料金が安い
- 教材(実用英会話)には、ネイティブが使うようなイディオムも含まれているし、新しい表現を使う練習が組み込まれているので、結構良い
- レッスン開始時間の5分前まで予約が可能、レッスン開始時間の30分前まで予約のキャンセルが可能ということで、予定の変更があっても予約しやすい
- ネイティブスピーカーと比べると、良くも悪くも聞き取りやすい
デメリット
- 10,780円(税込)で毎日25分のビジネス英会話コースでは、コース限定の教材があるが、教えられる講師が少ない。(私がコロナ禍で受けるようになった朝の時間帯は特に)
- 教材(実用英会話)は、レッスンの進み方が均一化されているので、悪く言えばマンネリ化して飽きてしまう
- 微妙な講師にあたった場合、その日はその講師とレッスンするしかない。講師が入室してこない場合でも、その日のレッスン時間が消費される。
- ネイティブスピーカーと比べると、良くも悪くも聞き取りやすい
- 持ち込みでプレゼンの練習をしたい場合、PowerPointなどファイルの送信ができないので不便。(顔を写すカメラにスライドの印刷物を写すくらい)
Cambly(キャンブリー)とは
Cambly(キャンブリー)は、Google出身者が2013年にサンフランシスコで起業してできたオンライン英会話レッスンの会社です。そのままサービス名にもなっています。特徴は24時間いつでもネイティブスピーカーとレッスンができることです。(レッスン時間はプランによる)
実際にサービスを利用して感じた、メリット・デメリットは以下のとおりです。
メリット
- 基本はネイティブ講師のみで、10,000人以上の講師がいるので、ネイティブの発音やスピードに慣れることができる
- 予約なしでもすぐに受講できる(予約もできる)
- 予約の上限がない
- 24時間いつでも利用できる
- 微妙な講師とあたった場合、早く切り上げれば、未消費の時間で他の講師とレッスンできる。講師が入室してこない場合、レッスン時間が消費されない。
- グループレッスンができ、他の受講生の英語を聞いたり、意見・アイデアを聞いたりできる
- Cambly AIというAIとのレッスンが無料で行える
- レッスンが自動録画され、あとから確認できる(動画ダウンロードもできる)
- チャットボックスに機械翻訳機能がある
- 教材の内容は、生徒のスピーキングを促す内容で良い。IELTSなどのスピーキング対策教材もある
- メッセージ画面でファイルの送信ができるので、持ち込みでプレゼンの練習や英語文書の添削をしてほしいときに便利
デメリット
- 他のフィリピン人講師がメインのオンライン英会話より値段がやや高い(週5回30分のコースは、キャンペーン利用で最安でも月あたり13,895円(税込)※12ヶ月プランを1か月あたりに換算)
- 教材のユニット数はやや少ない印象
- 英会話初心者で、全く英語できない状態から始める場合は、結構辛い(気がする)
Camblyの料金体系は、1回あたりのレッスン時間、週のレッスン回数、何ヶ月分先払いするか、で値段が変わります。1回あたりのレッスン時間は、15分、30分、60分から選べ、週のレッスン回数は、1回、3回、5回、7回から選べます。支払い方法は、1ヶ月プラン、3ヶ月プラン、1年プランから選べ、長いプランの方が割引がされます。
自分に最適なオンライン英会話を選ぶ方法
必ず無料体験を受けてください!これに尽きます。
私が2年ちょっと前にレアジョブを開始する際は、事前にレアジョブとDMM英会話の無料体験を受講しました。その時は、DMM英会話よりもレアジョブの方がレッスンの質が良かったように感じたのでレアジョブにしました。(単なるくじ運の要素もあります)
昨年にCamblyを始めたときも無料体験を受け、良いサービスだなと確認してから入会しました。
個人的なおすすめ
レアジョブがおすすめな方
- 「初心者でオンライン英会話は初めてでちょっと不安だな」という方
- まずはしっかりオンライン英会話がどういうものか慣れたい方
- 学習相談もしたい方(日本人アドバイザーへの学習相談サービスも月額1,078円(税込)で追加することができる)
Camblyがおすすめな方
- ちょっとフィリピン人との英会話がマンネリ化してきた
- いろいろな国のネイティブスピーカーの英語も聞いてみたい
- 違う教材を試してみたい
- 毎日(週7回)はやらないけど、レアジョブの週2回プランだと少ないという方(camblyは週3回プラン、週5回プランもあります)
私の場合
私の場合、TOEIC600点レベルかつスピーキングはダメダメなレベルから、レアジョブを2年位やって、その後Camblyに移りました。この流れでやったのは良かったなと思っています。人によって英語力の向上具合が違うので、年数・月数は人それぞれでいいと思いますが、私のような流れで移ると、Camblyに入る時点でもある程度基礎はできていますので、そこそこ会話できます。
(もちろん同じようなセンテンスでもCamblyではネイティブの英語が聞き取れずに苦労することはありますが苦笑)
キャンペーン情報
新年、新年度、新学期などの区切りでは、オンライン英会話各社でお得なキャンペーンをやっています。
今回紹介した、レアジョブとCamblyもキャンペーンをやっていますので気になる方はチェックしてみてください。
レアジョブのキャンペーン(2023年11月)
2023年11月22日(水)14:30〜11月28日(火)14:00まで、対象プランの初月のレッスン料が90%OFFというキャンペーンが行われています。
料金支払ページでキャンペーンコード「23no02」を入力の上、割引料金に切り替わったことを確認し手続きしてください。
【対象プラン】
月8回プランをのぞく全プラン対象
Camblyのキャンペーン(2023年11月)
キャンブリーは結構頻繁にキャンペーンをやっている印象ですので、その都度このページを更新しています。
今のところ期限なし(終了日未定)のキャンペーンとして、サブスクリプション購入ページにてプロモコード「 newstart10」を入力すると12か月プランで最大42%割引となるというものがあります。いつ終わるかはわかりませんので、気になっている方はぜひ試してみてください。
また2023年11月6日〜11月30日まで、Camblyのハイブリッドとグループレッスン、どちらのプランも1年コースが50%オフです。今なら、ネイティブスピーカーとのオンライン英会話が、実質6ヶ月分無料となります。プロモコード「 23bf50a 」を購入時に適用すると50%オフです!
私は2021年1月のキャンペーン時に、30分×週5日×12ヶ月プランにアップグレードしました。
ちなみに、アカウント情報の「紹介コード」という部分に「HXEU5DDS」と入力すると、無料体験時間が10分間付与されるはずですので、こちらもお試しください。
そしてCamblyの非常にお得なところがもう一つありまして、始めたときの割引が次の更新の時も適用されるのです。公式のサポートページに以下のように書かれています。
Camblyのサブスクリプションは、利用期間の終了時に自動的に更新されるよう初期設定されています(=自動更新)。自動更新で継続する限り、現行プランをはじめて購入されたときと同じ条件(価格、割引率、お支払回数)で継続されます。プロモーション割引を適用して現行プランを購入された方は、その割引が引き継がれた状態で更新されます(ただし、「初月半額」のように最初の利用期間のみに適用されるプロモーション割引を除く)。
Camblyサポート>サブスクリプションについて
https://camblyenglish.zendesk.com/hc/ja/articles/360050272511
(2022年2月9日アクセス)
最後に
「なにか英語に関する新しいことを始めてみたい」「今年こそは英語を向上させるぞ」「外国人と話すの怖い」という方は、ぜひこの機会に無料体験を受けて、自分でも続けられそうと感じたら、オンライン英会話を始めてみるといいと思います!
合わない可能性も考えると、いきなり有料プランを申し込むのはあまりオススメしません。
ちなみに、始めてみたはいいけど、なかなか継続してレッスンを受けられなくて困っているという方は以下の記事をご覧ください。