大学での債券投資に必要なスプレッドの考え方

前回、大学の資産運用における債券投資について書きました。(前回記事はコチラ

今回は、その延長で「スプレッド」について説明します。
スプレッドとは、上乗せ金利のことです。例えば、事業会社や金融機関が債券を発行するとき、基準金利(金利スワップレート等)+スプレッド(上乗せ金利)でクーポン(利率)が決まります。
スプレッドの単位はbp(ベーシスポイント)を使うことが多いです。100bp=1%です。
例えば、私が運用担当をしていた頃、60年債で、10年後にファーストコールとなる円建ての劣後債(劣後債の説明は前回の記事参照)で、債券格付JCR A-のものであれば、80bp(0.8%)くらいスプレッドが乗っていることがありました。
たしかこのときは、基準金利0.23%+スプレッド0.8%ということで、クーポン1.03%になりました。
格付が低いなどリスクの高い債券ほどスプレッドは乗ります。私の頃は、格付A-以上円建ての債券だと70〜80bp、同外貨建て債券だと100bpくらいスプレッドが乗るものを一つの基準にしていました。
参考:PIMCO
大学によっては外貨建て債券に取り組んでいない(規定上取り組めない)ところも多いかもしれません。
その場合は、円建ての債券で少しでも多くの利回りが得られるよう、探すしかありませんね。劣後債や、サムライ債(海外の発行体が日本市場で発行する円建て債券)、ユーロ円債(海外市場で発行される円建て債券)が候補となり得るかと思います。
また、既発債で、そっくり同じ債券(同じ発行体、同じクーポン、同じ償還日)を、2つの証券会社が売り込んでくることがありますが、その時は相見積もりのように、それぞれから頑張ってもらいましょう。

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